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今や転職全盛期です。転職戦国時代と言っても過言ではないと思います。
療法士業界では転職は珍しいことではありません。
転職したいと思っている方は、転職活動の前に是非ご一読ください。
「3年くらい働いたから次のところへ」
「更なる年収アップを求めて次のステージへ!!!」
「ブランクからの復帰で久しぶりの就職活動を・・・」
いろいろな転職理由があります。
転職しようと思った時に便利なのが転職サイトや転職エージェント。
無料で利用できる転職サイト・転職エージェントですが、
本当は無料ではありません。
あなたが仲介料を払って転職先を斡旋してもらっているということに気が付かねばなりません。
いきなり結論。
この記事の趣旨は、
”転職サイトやエージェントを使って就職はするな”
”自分の道は自分で探し自分で進め!”
ということになります。

それじゃあ、どうやって転職するかってことなんだけど、
”HPなどから直接問い合わせをして面接しましょう”

え!?仕事が忙しくて求人なんて1から探している暇なんてないよ!

転職エージェントって、利用したらスムーズに次の職場に継いでくれるんでしょ!使わない手はないじゃん!?
そう思うかもしれませんが、
利用するにあたって留意しておかなければならないことを理解しておかないと入職後の働き方にも大きな影響があるかもしれません。
※この記事では便宜上、”病院(医療法人)”も「 企業 」の中に含めて記載致します。
転職サイト・転職エージェントをどちらも指す場合は、「 転職サポート 」と表記します。
転職サイト と 転職エージェントの違い
まず、転職エージェントと転職サイトの違いについてお話致します。
以下は、Google Search Labs| AI からの引用になります。
転職サイトは自分で求人を検索して応募するのに対し、転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーが求人紹介や応募書類の添削、面接対策などサポートしてくれる点です。要するに、転職エージェントはプロのサポートを受けられる一方、転職サイトは自分のペースで自由に求人を探せるのが特徴です.転職エージェント
メリット
- キャリアアドバイザーが専任でサポートしてくれる.
- 求人紹介、応募書類の添削、面接対策など、転職活動全般をサポートしてもらえる.
- 非公開求人(転職サイトでは公開されていない求人)を紹介してもらえる.
デメリット
- エージェントによって紹介される求人に偏りがある場合がある.
- 担当者と合わない場合がある.
- 転職エージェントの社内選考を通過しないと応募できない場合がある.
転職サイト
メリット
- 自分で自由に求人を検索・応募できる.
- 豊富な求人の中から選択できる.
- 自分のペースで転職活動を進められる.
デメリット
- 応募書類の添削や面接対策のサポートがない場合がある.
- 企業と直接やり取りをする必要があるので、手間がかかる.
- 非公開求人は扱っていない場合が多い.
どちらのサービスを利用するかは、自分の希望や転職活動の状況によって異なります。
転職エージェントは、プロのサポートを頼みたい、転職活動の効率を上げたい、非公開求人にも応募したいという人におすすめです。
一方、転職サイトは、自分のペースで自由に求人を探したい、豊富な求人の中から選びたいという人におすすめです. マイナビエージェントやリクルートエージェントといった大手エージェントやdodaのような転職サイトは、多くの求人情報やサポートサービスを提供しており、両方を利用する人もいます。どちらのサービスも、自分の転職活動に役立つように、それぞれの特徴を理解して活用することが重要です.
転職エージェント

人材紹介会社の収益構造
それではなぜ、利用する側が”無料”で転職サイトや転職エージェントを利用できるか?
ハローワークだって、我々の税金で運営されているのに。
その収益構造は、
求人企業からの広告掲載料や採用成功報酬などのマージン(手数料)です。
求人企業からマージンをもらっているから求職者側が利用料を支払わなくとも運営ができているのです。
このマージンはとても高額な場合が多いです。
その中には芸能人を起用してのCM代も含まれています。
採用コストは100万円以上!!?
求人企業は人材紹介会社に広告料や紹介料を支払って、人材を紹介してもらいます。
求人サイトへの広告掲載料のみを月額で支払っていく形態もありますが、
仲介人が介在して人材採用を行うとなると、費用は膨大になります。
人材紹介会社へのマージンは採用人材の年収の2~3割/人 程度だと言われています。例えば、
年収450万円で看護師 を人材紹介会社経由で採用した場合、
求人企業が人材紹介会社に支払うマージンは90万~140万円近くになります。
掲載無料の広告媒体や手数料が少ない求人広告、「定額で採用し放題」など形態はたくさんありますが、
求人企業からすると、経費(時間・労力・金銭etc…)をかけて採用した人材ということに変わりはありません。早く活躍して早く貢献して欲しいという気持ちになります。

100万円以上かけて採用した○○さんには早く一人前になってもらわないとな!
と、必然的に勤務に対する期待やハードルは高くなっているのです。
もちろんそんな会社ばかりではありませんが、
人材獲得の為に膨大な金額がかかっているという事実は経営・運営上では無視できません。
転職サイト・エージェント利用して入職した場合、
あなたは入職前から人件費 マイナス90万~140万円の人材になってしまうのです。
その他にもこんな社会問題になっている記事もあります。
日本経済新聞「看護師紹介料 病院が悲鳴 1億円超支払う施設も」

看護師不足が深刻化する中、病院などが人材紹介会社に支払う高額な手数料に頭を悩ませている。日本医師会総合政策研究機構(日医総研)によると、2016年度の手数料総額は1医療機関あたり548万円。3年間で1億円以上を支払った病院もある。決められた看護師の数を割り込めば診療報酬を減額されるため、各医療機関は人材確保に躍起になっている。
人の人生が”ノルマ”になってしまう業態
話は転職エージェント視点に移ります。
転職エージェントは転職を成功させた顧客の数に応じて給与にインセンティブが与えられることがあります。
求職者の年収の何%かがエージェントのマージン(インセンティブ)となります。
つまり、自分が何人の求職者を就職させたかによって自分の給与が増減するわけです。
そのために転職エージェントは 何が何でも求職者を入社させたいわけです。
全ての転職エージェントがそうとは限りませんが、
”求職者の転職・人生なんてどうでもいい”と思っているエージェントにあたってしまうと悲惨なことになってしまいます。
その転職エージェントは
「転職に成功して欲しい」 ではなく 「なんとか入職させたい」 と思っているかもしれません。
こちらのブログ記事に転職業界の闇についてとても詳細なことが記されています。
転職エージェントを利用する前に一読されてみることをお勧めします。
高野匠の社長日報 「【エージェント業界の闇】転職詐欺師になっていませんか?」

エージェントと言っても業界外の人間
全ての転職エージェントが全ての求人案件の情報と裏事情や内部関係を深く知っている訳ではありません。
そもそもその業界の出身ではないことが多いので深いところまで情報を得られるはずがないのです
(昨今では企業側の情報コンプライアンスも厳しくなってきていることもあります)。
中には、企業と深いパイプがあって内情も知っているようなやり手のエージェントも居るかもしれません。
しかし、もしあなたの前に居るエージェントがなんでもかんでも紹介してきて、案件の”数”で勝負してくるエージェントだったら、、、担当を変えてもらうことをお勧めします。

とりあえず、たくさん提案してたくさん面接受けてもらって
どれかに受かればいいっしょ。どこかに引っかかってくれればあとは説得して入職させてしまおう、、、( ̄ー ̄)ニヤリ
選択肢をたくさんくれることにメリットを感じる方も居るかもしれませんが、
働ける職場は一つです。
あまりに多くの時間を選択肢を絞るために使わない方が良いでしょう。
転職までに”時間がある”という方は、情報収集は転職エージェントにしてもらって転職活動はご自分で行いましょう。
逆に、あなたの要望をしっかりと聴取して、厳選した1社・2社に絞って求人を提供してくれるエージェントは信頼できるかもしれません。
厳選するにあたって、あなたから聴取した内容と合致した求人を厳選した根拠があるはずです。
その理由を聞いてみてください。
結局は自分のお金・・・
転職サポート受けて、無事に無料で転職に成功したとしましょう。
さあ、新しいワーキングライフのスタートです!
となりますが、、、
会社のお財布はひとつ
採用した側は紹介会社に多額のマージンを支払っています。
さらに、新たな人材が増えた分の給与も社会保険料等も増えます。
その結果、リハビリ部門全体の人件費が高騰しているわけです。
企業はこの費用を抱えながら日々の運営・経営を会社・病院のお金で行っていくことになります。
つまり、、、
採用コストはしっかりと職員(新入職員も含む)の給与に転嫁されているというわけです。
会社を通して仲介会社へ流れていくお金、、、
そして、仲介業者を利用して採用したことで、会社のお金はマージンとして仲介業者に流れていきます。
会社のお金 = 職員の働き によって生れます。
仲介業者を利用するということは
仲介業者へのマージンを支払うことに一役買う
という考え方もできるわけです。
もしかすると採用コストが膨大になったことで
昇給幅が少なくなってしまったり賞与額が減額されてしまったりしているかもしれません。
それは運営・経営全体の話ですが、
職員の給与 と 採用する際に多額のコストがかかったということ
は経営全体の視点で見ると無関係には出来ないのです。

あなたがお金を出す側になったら と考えてみてくださいよ~
こんな高額な費用出せないよ>< とか
採用したのにすぐに辞めるなよ~><。 とか
言いたくなりませんか~^^;
人事の人ってとても大変なんです。
それと同時にお金を出す企業だって一大決心をしているのです。
「まぁどうせ会社のお金だから~」とか「今、現場が大変なんだから解決策は人増やすしかない!さっさと採用して~」と思っている人も居るかもしれませんが、気安く飛びつくにはリスクが大きいということは知っておいて欲しいですね。
もちろんあなたご自身の身にも影響があることなのです。下に続きます↓
誰のための転職サポートなのか
そもそもなぜ転職する時にサポートが必要なのでしょうかのでしょうか。
ビジョンがある人は利用しない
自分の進みたい道があって、更なるスキルアップ・自己実現のため転職したい!
という方はそもそも転職サポートを受けることはあまりないと思います。
なぜかというと、それは
自分のビジョンをしっかりと持っているからです。
そのような人は、分野に特化した勤務先やコネクションをすでに知っている/見定められていることがほとんどです。
「給与を増やしたい!」という気持ちで転職を選択する方も居ると思います。
その考えは非常によくよ~く分かります。
そう思っている方は下記の記事を一度読まれて下さい。
《特集》理学療法士の転職 訪問看護ステーションの”今” ~今後の動向とその心得~ その① :稼ぎ方を間違えるな
では、誰が転職サポートを利用するのでしょうか
転職サポートは誰のためのサービスなのでしょうか。それは、、、
自分で自分のことも決められない人たち
自分で自分の居場所も探せないような人たち
自分で自分の待遇交渉も出来ないような人たち
です。
忙しいから・・・
とりあえず今よりも給与高ければいいや・・・
面接日程の調整や条件の交渉、面接対策も手伝ってくれるって言ってたし・・・
自分の事を企業に売り込んでくれるっていうし・・・
このように自分を安売りしているような人たちが、
転職業界の良い餌(マージン)になる
というわけです。

あなたの市場価値は他人に決めてもらうもんじゃないという意味です!
自分の人生
自分が働く職場くらい自分の目で見て自分で考えて探しましょう
未来の自分の時間を他人任せにしないことが
転職を失敗させない一番のポイントじゃないかなと思います。
その上で、情報収集や自分を客観視するためのツールとして転職サポートを受けるのは良いと思います。しかし、のめり込んで転職サポート経由で入職してはいけませんよって話です。

”転職”与奪の権を他人に握らせるな‼
まとめ
~転職エージェント~
伴走型のサポートを受けられる反面、エージェントに当たり外れがありギャンブル要素在り
非公開求人を扱っている

~転職サイト~
自分のペースで求人を探せる反面、先方とのやり取りや面接対策を自分で行う必要がある。
非公開求人は扱っていない
無料で利用できる転職サポートは企業からのマージン(手数料)で成り立っている。
採用コストは 100万円/人 を超すこともある
必ずしも転職エージェントが頼りになるとは限らない 悪徳エージェントにご注意を!
自分の事を自分で決められない人は
転職斡旋業界の 餌食 になる。

だから、転職サポートを受けずに入りたい会社に直接アプローチをすることをつるかめさんはおススメしています。詳しくは次の記事で♪

次の記事では、
どのように転職サポートと向き合っていけば良いのか
どのように転職活動を進めていけば良いのかについて
具体的にお伝えしたいと思います。
また、どのような方が転職サポートの利用が向いているかについても記事にしましたので、
ご自身が転職活動をされる際の判断材料の一つになれば幸いです。

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