《特集》理学療法士の転職 訪問看護ステーションの”今” ~運営母体でこんなに違う!?~

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療法士が制度内で一番効率よく高額な給与を得られる業態と言えばそう!
現状では、訪問看護ステーションです!
訪問看護ステーションが転職先として人気な理由はおおまかに二つ。
給与の高さ時間的な拘束の短 ではないでしょうか。
「訪問看護で働くと給料が良いって本当?」「現場では一人職場だし今から転職するには難しいかなぁ」などこれから訪問看護ステーションでの勤務を考えている方は必見の内容ですよ★

今回は総論です。 
都内随一の訪問看護ステーション事業所数を誇る法人で幹部をし利用者400名規模の訪問看護ステーションの管理をしていたつるかめさんが業界の”本当”について語っていきたいと思います。

結論から言うと バイトで働くのが一番効率が良い とつるかめさんは思います。
《特集記事》を通してその理由もお伝えしますね★



この記事で分かること

  • ”訪問看護ステーション”とは
  • 訪問看護ステーションの”働き方” 移動手段は?リハビリ以外の仕事は?
  • 訪問看護ステーションの大まかな”給与体系”


 

訪問看護ステーションの概要 

療法士が働く場合の「訪問看護」とは、訪問看護ステーションからのリハビリテーションの提供を意味しています。

訪問看護とは、看護師がお宅に訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行うことです。健康状態の悪化防止や、回復に向けてお手伝いします。
主治医の指示を受け、病院と同じような医療処置も行います。自宅で最期を迎えたいという希望に沿った看護も行います。

引用:JVNF 公益財団法人 日本訪問看護財団訪問看護とは

訪問看護の提供項目の中のリハビリテーションについて専門的な知識を持った療法士が

看護師に代わり”にサービスを提供するといったものです。

ご自宅へ訪問するにあたって、

スタッフ間での事前の情報共有やカンファレンスなどが行われることが多いです。

また、ケアマネジャーとのサービス担当者会議なども行われるので

利用者の生活状況を掴むことには困らないと思います。

基本的に、一人で訪問に伺いリハビリテーションを実施します。

その他、リスク管理や生活の変化、身体評価や関係機関への連絡も併せて全て一人で行います。

慣れればこなせるようになります。

最初は、上司が同行訪問や関係機関への連携なども行ってくれるでしょう。



つるかめさんは急性期病院から転職したのですが、
※過去記事:給与変遷を公開☆ その① 転職は大成功!の巻もご参照ください^^

転職直後に一番ギャップを感じたこと(恐怖を感じたこと)は

医療情報の少なさ  です。


つるかめさん
つるかめさん

OPEの術式とか運動時の血圧上限とか糖尿病のコントロール具合とか
  探らないと分からないことばっかりで最初は超怖かった思い出・・・・


病院ではすぐに医師や病棟看護師に話が聞けたりしていましたが、

在宅では常にリスク管理のセンサーを働かせておかねばなりません。

よほどシビアな利用者でない限り、

病院のような医療的なカルテがあるわけではないので、

過去の生活歴や既往歴、通院歴や受診の状況、近況の状況、家族からの聴取で

全身状態を把握(推察)する必要があります。

一番の肝は リスク管理 かなと思います。

ちなみに、訪問看護を利用している方を「利用者」と呼びます。その理由は
「介護保険を利用しているから」「我々のことを利用してくれているから」だとつるかめさんは思っています。
”患者”という言葉には、患って苦しんでいる状態という意味があります。
利用者さんは入院中の患者さんとは違い、

維持期(慢性期)の経過をたどることが多いので患者”よりも”利用者”と呼ぶことが一般的ですね。
「医療」と「福祉」の違いですかね。



経営母体と働き方

経営母体

訪問看護ステーションの経営母体は大きく分けて2種類あります。

   ・医療法人が運営している訪問看護ステーション 
   ・株式会社が運営している訪問看護ステーション


特徴

それぞれの特徴としては、

 ~医療法人が運営している訪問看護ステーション

  • 組織母体がしっかりしているのでノルマがあまり無い
  • 退院後の患者(利用者)のフォローに行くこともあり医療情報が取りやすい
  • 常勤は固定給与、バイトは時給のことが多い
  • 基本的に業務の前後に事務所に立ち寄る

VS

 ~株式会社が運営している訪問看護ステーション

  • 件数=収益の構造が色濃いのでノルマ意識が高い
  • スタッフの裁量権が比較的大きくスケジュールなどの自由度が高い事業所もある
  • 訪問件数に応じた給与(歩合)設定のところが多い
  • 会社によっては直行直帰の勤務スタイルをとっている事業所もある

 

移動方法

移動については大きな差異はありません。

自転車、バイク、乗用車など地域によってさまざまです。

医療法人主体の訪問看護ステーションでは社用車が用意されていることが多いです。
人口密集地域で株式会社が運営している訪問看護ステーションの場合、バイクか自転車が用意されていることが多いです。


訪問範囲

事業所の届け出の性質上、届け出を行った市区長村内は

原則的に全域が訪問対象エリアになります(介護保険の場合)。

訪問のエリア(範囲)については事業所の規模や会社の方針によってさまざまです。

”拠点から〇kmの範囲のみ” ”スタッフの訪問可能な範囲に依存”など

運営母体や事業所の理念などによって異なります。

例えば広域な市区長村の場合、事業所(サテライト)を二つ構えて

相互に全域をカバーするなどしている訪問看護ステーションもあります。

HPや面接などの際に実効的な訪問エリアについて調べてみるとイメージが湧きやすいですね。

つるかめさん
つるかめさん

つるかめさんが以前勤務していた訪問看護ステーションは株式会社が運営母体だったよ。


スタッフの裁量権がかなり広く認められてて、

訪問件数や曜日のスケジュール、訪問の範囲までほぼ全て自分で決めることが出来たよ。
あと、直行直帰スタイルの会社だったので時間的な拘束感もストレスフリーでしたぁ~
朝晩のご飯作りのために一時帰宅とか子供の保育園の送迎とか毎日行ったりしてたよ(笑)

じゃなんで辞めたのって話なんだけど、それは

過去記事:理学療法士の起業 なぜ今起業・独立なのか3つの理由 を参照してね★^^



給与体系の一例

給与体系の種類

医療法人が運営している訪問看護ステーションでの場合、固定給が一般的です。

何件訪問に行っても同じ給与は変わりません(中には+インセンティブがあるかも)。


株式会社が運営している訪問看護ステーションの場合、さまざまです。大まかには、

  1. 完全固定給与型
    ↳訪問件数の如何に関わらず固定の給与体系です。
  2. 固定給与+インセンティブ型
    ↳予めノルマ件数が設定されていて、
    その件数を上回った分がプラスαとして支払われる給与体系です。
  3. 実績ベースの完全歩合型
    ↳件数依存で給与計算がされる給与体系です。
    ハイリスクハイリターンなやつ。


基本単価(単位)

基本的に1訪問あたりの金額に大差はありません。

60分 4,000円前後が多いです。時給4,000円は魅力ですよね!  

つるかめさん
つるかめさん

この金額の算定根拠は
主に介護/医療保険で訪問看護を利用した場合の金額(単位)に依存していることが多いよ。
実はそこに、闇が潜んでいるのです、、、

詳しくは、次回の記事でお伝えしますね。
ちなみに当時のつるかめさんの働き具合はバリバリの最高年収720万円!!
過去記事:給与変遷を公開☆ その② 理学療法士の年収の上げ方! を参照してね★


バイトの場合

バイトの場合、給与設定は千差万別です。

 ・時給2,000円(訪問有無は関係なし)

 ・歩合給4,000円(1時間の訪問実績に応じて支給)

などなど、株式会社が運営していても時給換算のところもあります。


訪問が無い時は・・・

訪問業務が無い時は何をしているのかというと、

事務仕事やカルテ整理、ケアマネジャーへの営業、会議への参加などがあります。

歩合型の給与スタイルの事業所ではその時間はお金にはなりません。

その点だけ見ればでは 時給換算 の給与設定の方が労働コストは低いかもしれませんね。





まとめ

訪問看護ステーションは

・訪問看護は 看護師の代わり にサービスを提供する業態である。

・運営母体には 医療法人 と 株式会社 とがある。

・勤務の仕方には 事務所立ち寄り型 と 直行直帰型 がある。

・給与体系には 固定給与固定給与+インセンティブ完全歩合 がある。


ということが分かったと思います。

常勤vsバイト どちらが働くにあたって効率が良いかについてつるかめさんの結論は、


 直行直帰が出来る 歩合型の事業所 でバイト(副業)する 


が一番効率的だと思っています。

この二つを駆使すれば、自分の好きな時間に効率良く 給与を得ることが出来ます。



しかし、、、、、

理由の深堀はまた次回以降の記事で★

今回は長くなってしまったのでこのへんで。


バイバイ👐

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