退職するまでにやるべきこと4選 その① 組織内で出来る経験を活用!

キャリアデザイン

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皆さん。仕事辞めたいって思ったことありますか?
「人生一度きり!好きなことして暮らしたい!よし、起業するか。」ってな具合に退職→独立したつるかめさんが独立後に感じた ”退職する前までにやっておいてよかった” ことベスト4を発表したいと思います★
誰にだって”今”しかできないこと・得られないことがあります。
今回は組織に属しているタイミングでしかできないことに注目して記事を書きたいと思います。
人生のキャリアデザインを考えて今を生きましょう★
参考になれば幸いです☆彡

この記事で分かること

 ・どこかに所属しているからこそ得られる経験の種類

 ・独立/起業の即戦力になる事柄

 ・未来のために”今”できることのヒント

管理職・マネジメント業務

部下や他人をコントロールする力は組織に属している時に身につける(経験できる)方が良いと思います。

 

物事を整理して それを自分以外に正確に伝えて 成果を出す

 

このプロセスのコントロールは療法士にとって身になるスキルだと思います。

臨床では患者さんや利用者さんに対して無意識に行っていることですが、

それを組織やチーム、事業所に拡大して行うとなると話は複雑になっていきます。

所属や業態によって管理業務の内容を異なりますが、上に挙げた管理の本質は変わりません。

 

独立して顧客やクライアントと対峙する時にもこの本質は変わりません。

管理職を行うことで自分の視野・見識・思考が広がります。

人生の見識が広がるといっても良いと思います。

臨床だけでは分からなかった組織運営や経営、事務作業、制度背景、人の動きなどが経験できることでしょう。

 

つるかめさん
つるかめさん

つるかめさんは管理職業務が嫌で会社を辞めたくちですが、

管理職の経験はとても貴重な財産になりました。

つるかめさんは下の画像で言うところの上級管理者ランクだったのですが、

スタッフ→組織→事業所→会社→社会… フェーズごとに考えることも変わって

問題解決の方法も変わっていって知識の幅はとても広がりました。

他人のスケジュールや複数の業務を同時に把握していくための管理能力も抜群に身に付きます。

後述しますが、人脈もとてもとても広がりました。

  

※画像:キャプラ研修サーチ「企業成長のカギは個々の役割理解から

もしあなたが会社を辞めると決めているんだったら

一回くらい囓ってみてから辞めても良いかもしれませんよ。管理職やマネジメント。

そして、転職や起業する際に履歴書や自己紹介の見栄えも少しだけよくなります(笑)

 

 

 

新規事業開設

0から物事を始めて、形にする。不安は多かれどドキドキワクワクすることじゃないでしょうか。

何気なく置いてある事務用品や器具だって

最初は誰かが購入を決めてそこにレイアウトしてあるわけです。

新規事業所や部門の開設を行うと、

0から初めて始動するまでの一連のプロセスを身をもって経験することが出来ます。


つるかめさんは

訪問看護ステーションの立ち上げ

居宅介護支援事業所部門の立ち上げ

栄養ステーションのスタートアップ

地域体操教室の講師依頼受託

介護福祉士養成講座の講師 などなどやらせてもらいましたよ

全部とても良い財産になりました

この経験は独立してからも対外的なアピールポイントになってます


”このためにはこれが要るな” とか ”この次にはこれを進めて・・・” とか 

患者さん/利用者さんに触れているだけでは知りえないことばかりですが

しかし!




個人で新規事業を開設すると考えると、ネックになるのが 資金 です。

例えば、新しい訪問看護事業所を構えるにしても

事務所の敷金/礼金/家賃、机などの事務用品、移動手段(自転車、自動車etc…)、PC、請求ソフト…

一番は人員確保←これがクリアできなきゃにっちもさっちも  ̄\(-_-)/ ̄オテアゲッ

悩める管理職
悩める管理職

看護師を人材紹介会社経由で雇うと、100万円近く採用コストもかかってしまうし、、、
個人で始めから大きな投資をするのはリスクが怖いなぁ、、、


そのお悩み。一発解決!

会社のお金で新規事業立ち上げ

組織内でやっちゃいましょう★^^

今の組織内で部門を立ち上げる工程を踏んでいきましょう。

資金は会社から調達すれば良いのです。

堅物上司
堅物上司

おいおい、簡単に言ってくれるなよ。
ウチにはそんな余剰資金も人材も時間もないよ~


新規事業を立ち上げるために必要なこと

今の組織に足りていないものを見つけて、自分なりに分析して、上司に提案してみましょう。

思い付きで話してはダメですよ。

ちゃんと新規事業の価値を認識してもらわねばなりません。

プレゼン資料も必要ですね。

新規事業の先にこんな未来がある こんな利益がある こんな恩恵がある

ということがしっかりと伝わるようにしなければなりません。

相手に 理解してもらうのは説得 頷かせるのは納得 

この二つがかみ合えば組織のお金で新規事業にチャレンジできます( ̄ー ̄)ニヤリ

極論を言えば、

失敗してもおしりを拭いてくれる母体があることも安心材料の一つですね。


実例

つるかめさんが以前働いてた訪問看護ステーションで行った実例をいくつかご紹介。

居宅介護支援事業所開設

訪問看護ステーションの新規利用者数にどうしても波が出てしまうことに対して、解決策を考えていたつるかめさん。
新規依頼の獲得のルートは、ケアマネージャーや地域包括支援センターからの新規相談が起点になります。つまり、新規相談がなければこちらは新規獲得の足が鈍るわけですね。

そこで、事業所に作ってしまえばよい、地産地消できるケアマネージャーの事業所を自社に!
ということで、直近半年間の新規相談件数と自事業所にケアマネージャーを抱えている事業所の新規増減数などなど調査して、

・自分の事業所でケアマネージャーを抱えることによる恩恵
・経費と利益の収支バランスと損益分岐点
・今後、恒久的に新規獲得が出来ることによる将来像


を上層部にプレゼンして事業を推進しました。
統廃合などもありますが今でも立派に運営されているようです。


栄養ケアステーション

当時の訪問看護ステーションには高齢者デイサービスも併設されていました。そこで上がってくる問題点の一つに、利用者さんの栄養状態が悪い栄養管理が出来ていない利用者が多い、と言う声が頻繫に聞かれていました。訪問看護でも類似する悩みは多く聞かれており、褥瘡の方や痩身の方などに対して、なんちゃってNSTを開催してスタッフなりに栄養の事を考えて業務に当たっていました。

そこで、管理栄養士を雇って栄養ケアステーションを作っちゃえばいいじゃん!
ということで、さっそく地域で栄養ケアステーションを標榜している拠点を探しました。数は少なく競合率も低いため栄養に力を入れている事業所という肩書は対外的にも差別化になるぞ。という確信が持てました。デイサービスでの栄養指導訪問看護での褥瘡対策スタッフへの栄養に対する知識やリテラシーの向上などなど活用できる幅も広いことが分かりました。
その他いろいろ調べに調べてみると、地域住民への講話会が開けたり、条件次第では加算が取れたりとビジョンが見えてきました。

・栄養ステーション持つことによる利用者への還元力の高さ、地域への貢献の可能性
・対外的なアピールポイントの威力
・複数の事業に利益と恩恵をもたらすことが出来る将来性

を上層部にプレゼンして、その後管理栄養士の雇用に至り、、、
栄養ステーションの開設は私の手を離れてしまったので今、どうなっているかは分かりませんがm(__)m


訪問看護ステーション新規開設

新しく訪問看護ステーションを立ち上げるにしても、地域に複数の展開があったりして苦戦を強いられることが目に見えている場合、どのように展開していくのかを考えていた時期があります。
その土地の風土や人口、面積や行政の強さ、面積当たりに競合がいくつ存在していて、どんな層の人たちが住んでいるのか(疾患や年齢層、子育て世代か、高齢世代か)。
それと同時に「あの地域には○○専門の大きな病院があるし、周辺需要は多いはず。」という地域特性があったので市役所や既存の訪問看護ステーションに聞き込みを行って、
「○○疾患に対応できる事業所が無くて困っている」
「ウチは依頼を断っている」
「疾患見られる人員が居ない」

などなどニーズが固まってきました。普通の事業所を開設しても後発は競合とやり合っていくのは難しいなと考えていたつるかめさんは、あの地域で○○に特化した訪問看護ステーションを作ろうと考えました。

ということで、○○特化型訪問看護ステーション。作っちゃおう!
という話になりました。

・特化型にすることによる他社との差別化
・自社で抱える○○専門療法士の人材の豊富さに基づく

 質の高いサービスの提供による地域貢献の将来性
・サービスが受けれらなくて困っている利用者の数とそれによる収益モデル

これは上層部の説得も納得も早かったです。すぐに承認がおりました。
しかし、この事業は一筋縄ではいかなかったですね。ニーズはあっても母数が多くないので黒字化するまでの収益曲線はなだらかでした。また、入院や体調不良も多いため急なお休みがあったり、訪問ニーズが高い時間帯が重なり供給が間に合わなかったり、などなど問題は山積していました。

それでも、1年半で単月黒字には持っていくことが出来ましたが、人件費も掛かるのが訪問看護ステーションなので経営は大変でした。



もしあなたが会社を辞めると決めているんだったら

一回くらい囓ってみてから辞めても良いかもしれませんよ。新規事業や部門開設。

そして、転職や起業する際に履歴書や自己紹介の見栄えも少しだけよくなります(笑)

まとめ

組織に属している今だから出来ることを記事にしてみました。

~管理職・マネジメント業務~

マネジメントスキルはこれから一人で事業をするにしても誰かと仕事をするにしても必ず自分の力になります。

管理する人数や扱う事/物が多いほど精度や責任も増えます。工夫する柔軟性も養えます。

もしあなたが管理職やマネジメント業務に携われる立場に居るのであれば

一度経験してみても良いと思いますよ★


~新規事業開設~

0から物事を作っていく新規事業。個人で始める前に組織内で経験をしておくと良いでしょう。

 ・資金面での安定性 

 ・失敗してしまった場合のリスクヘッジ 

 ・物事が完成形に向かっていくプロセス


もしあなたが会社を辞めると決めているんだったら

一回くらい囓ってみてから辞めても良いかもしれませんよ★

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